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市民の皆様明けましておめでとうございます。今年一年を考えた時、本市にとり極めて重要な年であることが言えます。
一つは、新石垣空港の問題です。建設の構想などが浮かび上がり、既に三十年近くが経っています。建設位置を巡っては、様々な経緯があり、長い時間かかり、つらい経験もしてきました。最終的にカラ岳陸上ということで、県も正式にこの位置を決定し内外に公表しているところです。今、カラ岳陸上という位置を市民や郡民が、反対がほぼゼロに近いほど同意や理解を示しているというのが現状であると認識をしています。一方では四百名余の一坪共有地主の方々が、東京や大阪で主に活動しており、新空港に対し様々な要望や要求をしてきています。環境破壊への懸念が理由で、自然保護を強く要望しているのです。これは私達も全く同感であり、むしろこの島に住んでいる者、この島と運命を共にする者として環境問題ほど肝要なことはないのです。今、白保の海への赤土流出防止対策の協議機関等も設置されていますし、子ども達も含めグリーンベルトを作ったり、沈砂地の整備、畑では裸地期間の緑肥作物の栽培、土地改良区では勾配を改めるなどして赤土流出を防ぐ工事をしています。このように私達が一生懸命環境問題に取り組んでいることを自然保護団体も十分に認識するならば、最終的には理解をしてもらえると考えます。私たちは誠意を込め、話し合いをする中で空港問題を解決し、着実に着工へつなげていきたいと思います。今回、石垣市のJCが一坪共有地主に対し同意を求める運動をしています。このような市民の中から新空港の建設を直に訴える行動は、大きく評価され、同様な活動が、多くの市民の間からも起きてもらいたいと強く願います。そして来年の事業着手に向け、今年からいよいよ予算要求が始まります。十分に条件整備をし、安定した着工に向け、まさに重要な一年になります。悲願である新石垣空港の建設が、確実に一歩前進するように最善の努力を市民皆様方にお願いします。
二つ目に、市町合併の課題をこの一年間で方向性をしっかり決める必要があります。市町合併の本質的な問題は、財政事情であることは明らかです。合併することにより全て良くなるかというと、決してそう思ってはおりません。竹富町、与那国町、石垣市が合併することにより、どのような面で将来性が出てくる、逆にどんな問題点があるかということも明らかにする中で、住民の理解を求めていきたいと思います。法定協議会が去年七月に発足し、様々な課題を協議しており、与那国町、西表島、本市でも開催される中で、お互いに理解を図るということで鋭意努力をしているところです。八重山地域の一市二町は、既に一つの生活圏になっており、経済的にも既に一つの圏域にあるということが言えます。一市二町の抱える様々な行政や財政の課題は異なりますが、それをお互いに助け合う中で一つの生活圏として将来を展望していこうというのが合併問題の姿ではないでしょうか。この市町合併についても少なくとも年末あたり、最終的には来年の三月いっぱいで議会の議決を得て、県の承認を得た場合に合併特例法の適用がされるので、私達はそれを非常に重視しています。八重山は一つと以前からよく言われてますが、これを合言葉に様々な課題を協力し対処してきました。今回名実共に八重山が一つになるチャンスを迎えています。このことを十分に念頭に置き合併問題も進めていきたいと思います。
そして行財政改革です。地方交付税が数億円単位で削減されてきていますが、それに対し自主財源の増加は少なく、その点は職員の大いなる努力と知恵や工夫が求められます。今年から平成十八年は政府の改革と展望の中で三位一体の改革が強力に進められるとあります。従って、私達に求められる試練や努力などは大きなものがあると覚悟しなければなりません。このようなことを頭に入れながらこの一年を出発し市政の運営にあたりたいと思います。
イラクでは紛争や戦争状態が続いており、戦闘状態が激化しています。日本も自衛隊派遣ということで巻き込まれることとなりました。そういう中で真剣に私達は平和問題を考えていく必要があり、この一年間ぜひイラクにおいては戦争の終結とともに平和が世界にやってくることを強く念願します。
平成十六年一月八日放送の「市長のおはようロマンメッセージ」要旨です。
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