42.舟越(ふなこし)村

 現在の伊原間集落一帯は、かつて舟越村があった所で、その村は1737年(乾隆2)の記録に登場し、その34年後の1771年(乾隆36)の大津波で、村は大きな被害をうけています。
 当時の人口は男361人、女359人、合計720人でしたが、男307人、女318人、合計625人が溺死し、生き残ったのは、わずかに男54人、女41人でした。そこで、黒島から男64人、女103人を寄百姓して(政策的に人口の少ない村や新しい村へ百姓・農民を移住させること)、村を再建し、明治期まで存続していました。その後、伊原間村へと村名が移り変わってきています。


文:松村順一
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