☆とぅばらーま大会開催経緯及び趣旨
八重山民謡といえば、まず叙情歌「とぅばらーま」を思い浮かべるように
「とぅばらーま」はいにしえから八重山の人々の心の綾を織り込んで歌い継がれてきた詩であり、数ある民謡の中でも、その旋律、歌詞ともに情緒ゆたかな
民謡として、広く愛唱されている無形の文化遺産であります。
とぅばらーま大会は、昭和22年、戦後の疲弊し混乱した社会のなか「歌の心で復興を」を趣旨として地元新聞社により開催されました。
当時は、各字の代表により競われていたため部落対抗の趣の濃い大会でしたがその後、自由参加型の大会へと変わっていきました。
昭和52年から石垣市の主催事業となり、53年からはこれまでの歌唱の部に加え新たに作詞の部をもうけ誇りある「とぅばらーま」を後世に正しく継承し発展させることを目的に開催され今日に至っております。
☆大会の具体的内容及び見どころ
八重山民謡「とぅばらーま」は、同じ旋律に個々が思い思いの詩を付け歌い上げる所に大きな魅力があります。
これは特定な対象へ、胸中極まった心情を、美しい語句や旋律で歌い上げ、またそれに対し相手から応答の歌を唱和する形式から来ています。
本大会は、その「とぅばらーま」を作詞の部、歌唱の部に分け応募者の中から厳正な審査により入賞者を決める民謡大会です。
☆開催日について
大会は、毎年旧暦の8月13日の夜に行われます。
これは「とぅばらーま」の代表的歌詞(民謡「月ぬかいしゃー」としても有名)
つぃきぃ ぬ かいしゃ や とぅかみぃーか つぃきぃ
月 の 美しい のは 十 日 三 日 月
みやらび かいしゃ や とぅーななつぃ ぐる
乙女の 美しい のは 十 七 つ 頃
に由来しています
☆「とぅばらーま」の語源及び大意
語源に関しては諸説があり、専門家の間でも未だに意見が分かれていますが
大意としては「愛する貴方」や「愛しい人に会う、出会う」と言う意見が大半をしめています。