石垣市防災士の会

　　石垣市では、これまで防災行政無線の配備や防災ラジオ・防災メール等の災害情報伝達手段の構築や備蓄倉庫の増設・避難所等の整備・市民防災避難訓練等の防災対策を実施してきましたが「東日本大震災」から11年が経過し防災・減災対策の要となる地域住民の防災意識の低下が全国的に防災対策面で問題となっています。その様な状況の中、本市でも自主防災会の運営等、地域防災力の強化が進まず組織の運営・訓練等に苦慮している現状があります。

そこで本市では、地域に防災知識を有した「防災士」を養成し地域防災力の強化を図ることを目的に、令和2年度に防災士養成補助事業を実施し、現在約90名の方が「防災士」の資格を取得しています。

　そんな中、これまで防災士の資格を取得した方より、防災士として、どのような活動をすればよいか分からない、防災士同士の繋がりがほしい等の意見を多方面からいただいてきました。

　このため、本市では、地域防災のリーダーとして活躍が期待できる「防災士」の組織化を図り、平時より防災の啓発活動や避難訓練等を行い、災害に備えることが重要であるとの認識から、本市独自の「石垣市防災士の会」設立の準備を進め令和3年7月9日「設立準備会」を立ち上げ、事業計画・会則等の話し合いをもち、設立に必要な素案を作成し、令和3年11月19日「石垣市防災士の会」を設立しました。

「石垣市防災士の会」では発足後、これまで「研修会」「防災紙芝居の作成」「石垣市民防災訓練運営協力」などの活動を実施しています。

また、今年度の8月6日・7日には、石垣市の防災士養成補助事業にて、「第二回防災士養成講座」を実施し「防災士」を養成し「石垣市防災士の会」の組織強化を図り、地域防災力の強化に繋げたいと考えています。