石垣市民防災訓練

更新日:2021年12月03日

防災訓練

 石垣市民防災訓練は、毎年4月24日または24日前後の日曜日などに市内全域で行われます。

 訓練は沖縄近海で大地震・大津波が発生したことを想定します。全市民が最寄りの避難所や津波一時避難ビルなどに避難し、避難所の開設・運営の手順確認、避難者名簿の作成、炊き出しなど、実際に災害が発生した際に取るべき行動を習得、確認し、地域住民、地域自治会、企業、学校、自治体が一体となり取り組む総合訓練です。

 石垣市長をはじめとする市役所職員は、実際に災害対策本部を立ち上げ、各地域の避難情報や災害状況をとりまとめ、沖縄県へ状況を報告し、必要な支援を要請するなど、災害の発生に備えた訓練を行います。

 また、災害対策本部を設置する会場は石垣市総合体育館で、隣接する石垣市中央運動公園では、過去の災害のパネル展示や石垣島地方気象台によるお天気教室、女性防火クラブや赤十字奉仕団、自衛隊による炊き出し訓練を行い、避難してきた住民へ災害が起こりやすい気象状況の説明講習や非常食が提供されます。

 他にも、消防職員による消火器を使用した消火体験や、火事が発生し煙が充満した場所を疑似体験できる煙洞体験訓練が行われます。

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石垣市職員避難訓練の様子。津波災害警戒区域外にある避難場所を目指し避難。

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小学生が避難所へ避難している様子。

屋上避難

指定一次避難所の屋上へ避難する子どもや地域住民。

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海岸付近の学校や近隣準民が高台へ避難している様子。

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災害によりケガをした住民を救助・搬送する訓練。

搬送訓練

自衛隊ヘリによる孤立地区からの避難者搬送訓練。

 災害時は、いたるところで火事や家屋の倒壊などの被害が起こり得ます。道路が倒木や地割れで車の通行ができず、消防隊など公的援助が到着するまでに時間がかかることもあります。

 日頃から公民館や自主防災組織などの訓練で自助・共助を意識した取り組みをし、災害時に生き残るための準備や確認をしましょう。

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石垣市災害対策本部を設置している様子。

 市長は、大規模災害が発生または発生が予想される場合、石垣市災害対策本部を設置し、本部会議を開催し、避難指示情報の発信や、市民や観光客の安否状況や市内被害状況などの情報収集を指示します。災害の規模によっては、県知事を通じて自衛隊派遣要請や、島外避難に係る調整を行います。