家畜伝染病の発生状況について

更新日:2023年07月11日

 口蹄疫、アフリカ豚コレラ等の特定家畜伝染病は、近隣諸国において断続的に発生しており、諸外国からの入域観光客の増加に伴い、これらの家畜伝染病侵入リスクは依然として高い状況が続いています。

畜産農家の皆さんへ

家畜伝染病侵入防止のため、次の3項目について特に徹底するようお願いいたします。

 1. 畜産関係者の海外渡航の自粛等

  • 畜産関係者は口蹄疫等の特定家畜伝染病の発生地域への不要不急の渡航を自粛すること。
  • 外国人従業員等を受入れている畜産関係者は日本への持込が禁止されている肉製品等が携帯品、国際郵便物などによって持ち込まれることがないよう、周知徹底すること。

 2. 衛生管理区域及び畜舎内への病原体の持ち込み防止

  • 関係者以外立ち入ることのないよう、また、不要な物を持ち込むことがないようにすること。
  • 農場の従業員も含め、衛生管理区域及び畜舎に立ち入る場合には、飼養衛生管理基準に従い、適切に専用の衣服や手袋・長靴を着用すること。
  • 農場内及び畜舎、車両、人、物品等の消毒を励行するよう指導すること。
  • 野生動物の侵入防止のための防護柵又は防鳥ネットの設置、畜舎壁、天井等の穴、隙間等の破損の有無等の定期的な点検を指導するとともに、不適切な設置又は設備の不備を認めた場合は直ちに改善を図ること。

 3. 毎日の健康観察並びに異状の早期発見及び早期通報

  • 飼養家畜の健康観察を毎日入念に行い、特定症状の早期発見に努め異状が見られた場合には管轄の家畜保健衛生所へ速やかに届け出ること。

                              (農林水産省消費・安全局通知引用)

 

 八重山郡の畜産振興・産業の安定的発展のために日々の防衛対策や家畜伝染病発生時にご理解・ご協力をお願いいたします。 

口蹄疫に関する情報

 韓国において2023年5月に4年ぶりとなる口蹄疫の発生が確認され、現在までに計11件の発生が農林水産省から公表されています。侵入リスクも高くなっていますので、不要不急な発生地域への渡航自粛をお願いいたします。

豚熱に関する情報

 2020年1月8日にうるま市で確認されましたが、以降、本州では2019年12月17日の愛知県を最後に、また、沖縄県では2020年3月12日の発生を最後に新規発生はありません。

鳥インフルエンザに関する情報

 2022年12月16日に、金武町にて発生した高病原性鳥インフルエンザについては、防疫措置が完了し、制限区域についても、2023年1月12日 午前0時をもって解除され、併せて関係する消毒ポイントも終了しております。