石垣市シンボル
○石垣市の花、木、鳥、蝶、魚、貝、星
1 花 サキシマツツジ 昭和52年10月22日制定
○石垣島、西表島に自生する固有の品種であり、古来よりその美花は住民に親しまれてきた。
○挿木、取木による繁殖も可能であり、栽培も容易であるので、将来の普及性もよいものと思料される。
○常緑低木であるので、花期以外の季節も観賞価値があり、狭い面積でも植栽可能である。
○古くから山野に自生しているので、多くの人々によく知られている。
2 木 ヤエヤマコクタン 昭和52年10月22日制定
○古くから自生しており、建築材、楽器、家具材、器具材としても活用されており、また庭園木としても賞用されてきた。
○常緑のうち、高木で樹勢強健、土質を選ぶことなく岩石の多い乾燥地にも耐え、風潮害にも強く、枝葉の分岐が多く諸種の樹形に仕立てることも可能である。
○強健でたくましい成長力は、将来の石垣市を象徴するにふさわしい樹木と思料される。
○山野にも自生するが、古くから屋敷内にも植樹され、又は庭園木としても賞用されてきた。
○今後も公園樹、街路樹、庭園樹のみならず楽器、器具材としての需要も多くなり、一般の関心も高まるものと思料される。
3 鳥 カンムリワシ 昭和52年10月22日制定
○市民に広く知られ、民謡にも歌われている。
○石垣島内の生息数は4~5羽で観察は困難であるが、今後は保護し数を増す事も考えられる。
○雄大であり、石垣市が発展していくイメージと合う。
4 蝶 オオゴマダラ 昭和52年10月22日制定
○市民に広く知られている。
○羽の模様は独特で、他に見間違える種はいない。
○大型で飛翔もゆるやかなので目に付きやすく、観察が容易である。
○幼虫の食草は海岸地帯に広く分布しているので、将来も個体数は維持されるであろう。
○日本国内では沖縄県のみに分布し、特に八重山では個体数も多く、南国的雰囲気を持つている。
5 魚 タマン(ハマフエフキ) 昭和52年10月22日制定
○容姿端麗で市民によく親しまれ、市を象徴するにふさわしい。
○沿海に多産し、だれにでもよく釣れ、観察が容易である。
6 貝 クロチヨウガイ 昭和52年10月22日制定
○熱帯性の二枚貝で内面の光沢が抜群であり、真珠母貝として使用されると共に、その貝殻は各種アクセサリーに利用されている。沖縄本島、宮古島等にも散見されるが、石垣島周辺が最も多く、産業的北限と言われ、量、質とも優秀とされている。また、川平湾に於いては、世界にも稀な黒真珠が生産され、地場産業として石垣市の経済にも大きく貢献しており、市を代表し象徴するに最もふさわしい貝と思料される。
幸に琉球真珠株式会社の黒真珠センターでは、発生より成長に至るまでの経過、真珠の形成等、系統的、学問的に容易に理解できる様に公開、展示されているので、観察に便利である。
7 星 南十字星 令和元年7月10日制定
○12月頃から6月頃にかけて観測可能であり、日本全国の中で最も高い位置に見え、完全な十字の形での観測が可能である。
○八重山の魅力発信や親善使節として活躍するミス八重山の名称「ミス八重山南十字星」として愛着があり、大変高く認知されている。
○観光客に非常に人気が高く、観測のための来訪者が多いことから、星の島石垣島をPRする星として最適である。
更新日:2025年05月01日