中核機関(石垣市成年後見支援センター)について
成年後見制度とは
認知症・知的障害・精神障害などによって、物事を判断する能力が十分でない方々は、不動産や預貯金などの財産を管理したり、身の回りの支援を受けるためのサービスや介護施設等への入所に関する契約を結んだり、自分でこれらのことをするのが難しい場合があります。また、自分に不利益な契約であっても正しい判断ができずに契約を結んでしまい、悪徳商法の被害にあう恐れもあります。このような判断能力の十分でない方々の権利や財産を守り、本人を法律的に支援する制度です。
中核機関とは
平成28年5月「成年後見制度の利用の促進に関する法律」が施行され、国の「成年後見制度利用促進基本計画」に基づき、成年後見制度を必要とする方が安心して制度を利用できるよう、地域で支える体制を構築する「地域連携ネットワーク」の中核となる機関のことです。中核機関の役割としては、成年後見制度を必要とする方が迅速に適切な支援につながるよう、地域で支える体制を構築する地域連携ネットワークを整備し運営と調整役を担います。
本市では、令和6年6月に「石垣市成年後見支援センター」を福祉部福祉総務課に設置・運営しております。
中核機関の取り組み
成年後見制度の利用促進を図るため、以下の取り組みを段階的に行っていきます。
(1)広報啓発
・パンフレットの配布、市民や関係機関向けの研修会等の開催
成年後見制度チラシ(表)(JPEG:605KB) 成年後見制度チラシ(裏)(JPEG:711KB)
(2)相談支援
・相談窓口の困難事例などのサポート・助言
・民生委員児童委員やケアマネジャーなど対象者の見守りをしている機関との連携
(3)利用促進
・申立支援(親族後見人等への継続的支援体制の整備)
・市民後見人育成と継続的に支援できる体制の整備
・法人後見実施機関の育成と活動支援体制の整備
・日常生活自立支援事業(※社会福祉協議会事業)からの成年後見制度移行への
体制整備
(4)後見人支援
・成年後見人等の日常的な相談、適正な後見人業務の支援(不正防止等)に対応
する体制整備
・親族や福祉・医療・地域の関係者などの日常的に本人を見守るチームの支援
成年後見制度利用促進協議会
※地域連携ネットワークの整備
・法律、福祉の専門職団体や関係機関が必要な支援を行えるよう、自発的に協力
する体制づくりを進める合議体です。
成年後見制度の利用について
成年後見制度をご検討いただくにあたって、支援者向け成年後見制度活用に向けたガイドブックを作成しましたのでご活用ください。
成年後見制度の相談窓口
成年後見制度に関する相談は、下記の相談窓口へご相談ください。
・石垣市障がい者基幹相談支援センター(石垣市福祉部 障がい福祉課内)
(石垣市役所1階)
電話 0980-87-9211
・石垣市地域包括支援センター (石垣市福祉部 介護長寿課内)
(石垣市役所1階)
電話 0980-84-3333
石垣市成年後見支援センター
〒907-8501 石垣市字真栄里672番地
石垣市福祉部福祉総務課内(石垣市役所1階)
電話 0980-87-5515
更新日:2024年08月28日