令和4年度 ふるさと納税活用事業
令和4年度も引き続きふるさと納税を通して全国の皆様から多くのご寄附を賜りました。誠にありがとうございます。今後も寄附金を効果的に活用し、本市の活性化に尽力していきたいと考えておりますので、応援の程よろしくお願いいたします。
以下では、頂いた寄附金を活用して、令和4年度に行った事業をご報告いたします。
有性生殖サンゴ面的増殖技術支援事業
事業総額:3,460,000円 (うち基金活用額 3,460,000円)
2022年夏の高水温に伴う大規模白化など、崎枝湾含む石垣島近海のサンゴ礁は多大な被害を受けました。これらの事象は通常でもサンゴ種苗の生残率を更に複雑化する為、人為的に適地を作り出す仕組みが必要となります。
本年度は、人為的に適地を作り出す取り組みとして、サンゴにとって最適となる水深での育成及び白化や台風等の影響に対応出来る仕組みの構築を図ることができる中間育成棚(ワイヤー式育成棚:棚面積360平方メートル)の製作を行いました。今後の新たなサンゴ礁生態系の創造と海域の生産力向上に寄与することができると考えています。
使い道:自然環境保全及び景観の維持・再生に関する事業
漁港内公園維持管理事業
事業総額:1,460,250円 (うち基金活用額 1,460,250円)
公園管理費の削減など公園管理を取り巻く現状が厳しく、管理運営及び安心安全の確保が求められているなか、地域ボランティアらが主体となり維持管理や景観維持に取り組んでいるが、人手不足や炎天下での作業は思うような成果は得られず、作業時間の短縮及び作業効率の向上に向けた取組みとして、従来の背負式草刈機から自走式草刈り機へ転換し、公園が安心安全・快適な環境を保つための取組みを行っています。
使い道:自然環境保全及び景観の維持・再生に関する事業
石垣市出生等記念樹苗プレゼント事業
事業総額:95,920円 (うち基金活用額 95,920円)
市内の緑化推進を図り、子どもの誕生等の慶びを記念して、石垣市に出生届等を提出した対象世帯へ石垣市出生等記念樹苗を差し上げました。
使い道:自然環境保全及び景観の維持・再生に関する事業
赤瓦等助成金交付事業
事業総額:2,000,000円 (うち基金活用額 2,000,000円)
赤瓦を漆喰で固めた屋根を持つ伝統的な住宅や石積み等の貴重な風景資産を保全・創出するため、赤瓦等の設置に要する経費の助成を行いました。
事業を継続することで、沖縄の伝統的な景観を後世に繋げること、市内瓦事業者の生産技術の向上及び継承に寄与すると考えています。
使い道:自然環境保全及び景観の維持、再生に関する事業
730花いっぱい事業
事業総額:169,076円 (うち基金活用額 169,076円)
離島ターミナルの近傍や市街地の中心にある730交差点を通年たくさんの花で飾り、多くの観光客や市民で賑わうエリアにふさわしい景観の創出を行いました。
使い道:その他まちづくりに関する事業
花いっぱい事業
事業総額:548,448円 (うち基金活用額 548,448円)
石垣市婦人連合会および各婦人会にて、各公共施設や公民館およびその周辺、街路の植栽桝等に花いっぱいスポットを造成していただき、観光都市である本市にふさわしい景観を創出する。「市民協働でのまちづくり」の一環として、環境美化に努めるボランティアの方々をバックアップすることができ、花いっぱいスポットの推進に寄与することができました。
使い道:自然環境保全及び景観の維持、再生に関する事業
令和4年度傷病カンムリワシ救護業務
事業総額:1,134,012円(うち基金活用額 1,134,012円)
沖縄県認定野生動物救護獣医師が在籍する市内の動物病院に業務委託し、傷を負ったカンムリワシが保護された場合、いつでも治療が施せる体制を整えました。
令和4年7月から令和5年3月までの実施期間中、治療や飼養等を行った6羽のうち経過が良好な2羽を、リハビリ訓練を経て野生復帰させることができました。
使い道:自然環境保全及び景観の維持・再生に関する事業
持続可能な観光まちづくり推進事業
事業総額:25,328,434円 (うち基金活用額:25,328,434円)
SDGs(持続可能な開発目標)の目標や脱炭素化に向けた取り組みなど将来目指すべき新たな旅行スタイルを石垣版サステナブル観光と位置付け、持続可能な観光まちづくりの方向性を内外に広く広報し、今後、重点的に推進するために実施しました。
1.持続可能な観光まちづくり推進事業写真展実施及び広報宣伝業務委託
石垣版サステナブル観光の啓発活動及びモデルツアーの実施に関する広報宣伝活動として写真展及びトークショーを行いました。
2.石垣版サステナブル観光モデルツアー実施及び啓発動画作成
海岸漂着ごみなどの地域課題や脱炭素への取り組みなど、地域社会的課題の解決を目指す環境保全型ツーリズムを新たな石垣島の観光形態として具体化したツアーを造成し、参加者を公募して実施しました。また、ツアーの様子を記録した短編動画を作成し、今後本市が目指し提案する新たなツーリズムの広報に活用します。
使い道:自然環境保全及び景観の維持・再生に関する事業
名蔵アンパル保全・利活用事業
事業総額:341,220円(うち基金活用額 341,220円)
石垣市南西部に位置する「名蔵アンパル」はラムサール条約登録湿地であり、西表石垣国立公園の一部に指定された亜熱帯地域における典型的かつ多様な自然環境がまとまった貴重で特に保全すべき重要な地域です。
本年度は、「保全・利活用計画」の中の「利活用ルール」について周知する看板を名蔵アンパルに隣接する駐車場に設置しました。
使い道:自然環境保全及び景観の維持・再生に関する事業
石垣市児童生徒進学等支援金給付事業
事業総額:84,744,964円(うち基金活用額 84,744,964円)
子育て世代に対して、子どもたちの未来を拓くことを支援することを目的に、小中高校等へ進学する児童生徒を対象に石垣市児童生徒進学等支援金を支給しました。進学にあたり家計への荷重となる諸経費への支援を行うことにより、経済的負担の軽減に資することができました。また、子育てしやすいまちづくりへ寄与するとともに少子化対策への一助となりました。
使い道:未来を担う子どもの教育及び少子化に関する事業
犬猫の避妊去勢補助事業
事業総額:1,549,030円 (うち基金活用額 1,549,030円)
犬・猫の無秩序な繁殖を抑制することで、犬・猫による周囲に対する危害及び迷惑を防止するとともに、動物の愛護と管理についての意識の高揚を図ることを目的に、飼い犬・飼い猫のほか飼い主のいない(野良)猫の避妊去勢手術費用の一部助成と犬猫パンフレットの配布を行いました。
使い道:動物の愛護と管理に関する事業
石垣市飼い主のいない猫の避妊・去勢手術事業
事業総額:4,353,334円 (うち基金活用額 4,353,334円)
増え続ける野良猫に対して、捕獲して(Trap)、不妊・去勢手術を行い(Neuter)、元の場所へ戻す(Return)ことによりこれ以上増やさず、その生を全うさせ、全体の数を減少させていく活動(TNR活動)を行っている市内の動物愛護団体へ補助金を交付しました。
使い道:動物の愛護と管理に関する事業
防災士養成事業
事業総額:2,945,000円 (うち基金活用額 2,945,000円)
沖縄県認定校の大庭学園沖縄福祉保育専門学校に委託して、防災専門講師から防災に関する必要な一般知識と地域特性の知識を身につける「防災士養成講座」を開催しました。防災の正しい知識とスキルを持ったリーダーを育成し、住民の防災意識の向上、コミュニティごとの自助・共助の取り組みを推進して地域防災力の強化が期待されます。
使い道:その他まちづくりに資する事業
SDGs普及啓発事業
事業総額:82,845円 (うち基金活用額 82,845円)
1.「八重山版Get The Point」SDGsカードゲームイベント事業
児童生徒や市民を対象に「八重山版Get The Point」を使用したSDGsカードゲームのイベントを開催しました。
2.SDGs出前講座事業
市民や高校生を対象に、SDGsについての講座を実施しました。
使い道:その他まちづくりに資する事業
石垣市豊年祭運営・継承発展事業
事業総額:3,570,000円 (うち基金活用額 3,300,000円)
伝統文化の継承や地域コミュニティ活動の円滑化を図ることを目的に、豊年祭等を実施している四か字(登野城、大川、石垣、新川)や各公民館に対し、運営に係る費用の一部助成を行いました。
使い道:地域文化の継承・地域コミュニティ事業
シルバーパス事業
事業総額:18,840,000円(うち基金活用額 18,840,000円)
高齢者の外出の支援を行い、社会生活を助長し、福祉の向上、経済的負担の軽減を図ることを目的に、東運輸が販売する『かりゆしパス(生活路線バスの定期券)』の購入について補助を行いました。買い物や通院等に気軽にバスを利用できるため、高齢者の在宅生活の一助となり、介護予防にもつながりました。
(なお、令和4年11月1日より、対象者拡大を図るため「高齢者バスチケット事業」へ移行。令和4年10月31日申請受付をもって事業廃止となりました。)
使い道:福祉のまちづくりに関する事業
高齢者おでかけタクシー事業
事業総額:1,679,780円 (うち基金活用額 1,679,780円)
高齢者の外出及び社会参加を促進し、福祉向上、経済的負担の軽減を図ることを目的に、タクシー初乗り運賃を助成するタクシー利用券を交付しました。
使い道:福祉のまちづくりに関する事業
石垣市ミンサー織製品の織子養成支援事業
事業総額:3,724,000円(うち基金活用額 3,724,000円)
本市の文化観光資源である織物分野において課題となっている生産従事者の養成を行うことを目的に、副業や求職している市民に対して、織子養成講習会を実施しました。今年度は、八重山上布の原材料となる苧麻糸の生産者を増やすため、苧麻糸手績み技術者養成講習会も実施しました。
使い道:島の暮らしと手仕事、島の伝統工芸品振興に資する事業
石垣市子ども居場所づくりスタートアップ事業
事業総額:600,000円 (うち基金活用額 500,000円)
学習支援、食事支援、生活支援等を行う子どもの居場所を設置する市内の法人に対して、円滑に事業運営が行えるよう初期費用及び1年間の運営事業費を助成しました。
使い道:子どもの笑顔かがやく応援事業
石垣市周辺海域実態調査業務
事業総額:27,500,000円(うち基金活用額 27,500,000円)
石垣市の周辺海域における生物及び海洋の調査をはじめ、尖閣諸島の自然環境や景観の状況把握のため、実態調査を行いました。調査結果をとりまとめ、今後の対策を検討する際の材料として活用するとともに、市民の関心、理解を得るための材料として活用します。
使い道:「尖閣諸島」資料収集・情報発信等事業
「尖閣諸島」資料収集・情報発信等事業
事業総額:1,069,494円(うち基金活用額 1,069,494円)
令和3年に開設した「石垣市尖閣諸島情報発信センター」の運営、パンフレット「尖閣諸島 石垣市の宝」(日本語版・英語版・中国語版)および児童生徒用パンフレット「たんけん!尖閣諸島」を増刷しました。また、令和5年1月14日には「尖閣諸島開拓の日」式典を開催して、尖閣諸島に関する情報発信及び普及啓発を行いました。
使い道:尖閣諸島資料収集・情報発信等事業
更新日:2024年06月26日