下水道の役割

更新日:2021年04月28日

下水道の役割

「水」は、私たちの生活に欠かすことの出来ない貴重な資源のひとつです。

特に石垣市は四方を海に囲まれ、その豊かな自然の恩恵を受けてきました。

私たちの暮らしの中で使用された「水」は、どのような仕組みで処理されているのでしょうか。

まず、各家庭や事業所などで私たちが使ったあとの汚れた水(汚水)は、各家庭や事業所の地下に埋設された公共ますから下水管をとおり、浄化センターへ運ばれ、適切に処理をされた後に、きれいな水にして川や海へ放流されます。

また、下水処理により発生する汚泥由来肥料や処理水を有効活用することによって、循環型都市作りを進めています。

さらに、雨水を速やかに排除する施設等を整備することで、「下水道」は市民の皆様の快適で安全な生活をささえ、川や海の水質保全のために大きな役割を担っています。

公共下水道につなぐことによって・・・

◇汚水を適切に浄化処理し放流するため、川や海がきれいになります。

 汚水の適切な浄化処理後放流により、生活排水等の流入を防ぐため、赤潮の発生を抑制し、水産物(魚介類やモズクを含む海藻類、養殖真珠など)や観光資源の珊瑚礁やコバルトブルーの海を守れます。

◇衛生的な水洗トイレが使えます。

 汲み取り式や浄化槽接続式のトイレと異なり、定期的に汲み取りを行う必要がなくなります。また、生活排水を含めた汚水が常に下水道へ排除されるため、ゴキブリなどの害虫が汲み取り槽や浄化槽内部で繁殖することを防ぎ、排水口から自宅内へ侵入することを抑制できます。

◇汚水管渠が埋設されているため、汚水が住宅周辺を流れず、悪臭や害虫がなくなります。

 悪臭や害虫(蚊や蝿等)の発生源となる汚いドブや水たまりがなくなるため、感染症などの疫病の流行を抑制できます。

◇雨水管渠を整備することで、大雨や台風時に水を迅速に排除し、浸水被害を抑制できます。

 大雨や台風時において、水は高所から低所へ流れます。その際盆地やくぼ地には多くの水が集合するため、道路側溝などから雨水管渠へ排除することで、道路の冠水や住宅や商業施設の浸水被害を抑制することができます。また、前述の災害が発生した場合も、雨水管渠が整っていれば、迅速に改善させることが可能となります。

社団法人 日本下水道協会のホームページでも分かりやすく紹介しています。

下記のリンクからご覧ください。

この記事に関するお問い合わせ先

建設部 下水道課 業務係
〒907-8501 沖縄県石垣市字真栄里672番地
電話番号:0980-82-1537

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