カラス対策_生活編

更新日:2024年04月10日

生活域のカラスについて

石垣市内においてカラスによる生活被害の報告が毎年寄せられております。カラスが増えた主な原因が食べ物となる生ごみが豊富にあり、栄養価の高い生ごみを食べ物にすることにより、繁殖率が高まり、雛をたくさん巣立たせることができます。また、生活から出る生ごみを得ることにより、人を怖がらなくなり、巣作りもより人の近くで行うようになったと考えられます。

カラス対策について

カラスは野生鳥獣として「鳥獣保護管理法」により保護されており、”うるさい”、”ごみを漁る”というだけで、むやみに捕獲したり巣を撤去することは禁じられています。

※生活被害による人身への危険等やむを得ずカラスの巣の撤去を行う場合は、下記の「(6)捕獲について」を参照してください。

一般的なカラス対策事例は次のとおりとなります。

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巣に卵がある場合は採取許可が必要となります

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巣に雛がいる場合は捕獲許可が必要となります

 (1)侵入対策

建物やベランダなどにカラスが侵入する場合は、ケガをさせないように追い払いをお願いします。

【対策のポイント!】

1.ホームセンター等で販売されているカラスを追い払うグッズ、CD等のきらきら光るものを吊り下げる。

2.防鳥ネット、てぐす等で物理的にガードを設置する。

3.巣の材料になるようなハンガーやプラスチック類、餌となる食べ物等を屋外やベランダに放置しない。

 

 (2)ゴミ漁り対策

カラスは「目」で食べ物を探しています。ゴミ捨ての際は生ごみが見えないように新聞紙や袋などに包んで、ごみ袋の中央に入れるようゴミの出し方を工夫しましょう。

【対策のポイント!】

1.生ゴミを減らす。(カラスにとって生ゴミは食物です)

2.収集時間を守って出す。(ゴミ出しは必ず指定日の当日朝に出しましょう)

3.生ゴミは見えないようにする。(見えないようにすると被害が減らせます)

4.ネットなどゴミを覆う。(カラスのくちばしが通らない網目の細かいネットが良い)

 

 (3)威嚇・攻撃対策

通常カラスはこちらから刺激しない限りほとんど攻撃してくることはありませんが、4月頃から繁殖期を迎え、ヒナが巣立つ6月頃までの期間は縄張り意識が強くなり、巣やヒナに人が近づくと威嚇をしてくる場合がありますので気を付けましょう。

【対策のポイント!】

1.威嚇された場合はすぐにその場を離れてください。巣に近寄らないことが一番の対策です。

2.万が一攻撃してきたときは日傘を広げたり帽子をかぶって身を守ることが有効です。

3.施設等やその近くに巣を確認した場合、施設管理者(または所有者)の方ができるだけ人が近づかないような対策を行ってください。

*街路樹に巣がある場合は下記の管理者へ連絡してください。

  市道→石垣市_道路・施設管理課0980-83-3986

  国道・県道→八重山土木事務所_維持管理班0980-82-2942

 

 (4)人馴れ対策(餌付け問題)

公園等でのネコへの餌やりはカラスが来る原因になります。餌付けされたカラスは、積極的に人に近寄ってくることになり、カラスが人馴れして人の生活圏で営巣をするようになり、カラス問題がさらに増してきて、人との軋轢を増す危険性が高まります。

【対策のポイント!】

1.公園等でのネコへの無責任な餌やりはおこなわないこと。

2.カラスへの餌付けを行わないこと。

カラス餌禁止

 (5)捕獲について

生活被害による人身への危害等やむを得ずカラスの巣の撤去を行う場合は、有害鳥獣捕獲の許可が必要となりますので土地所有者又はご自身で八重山農林水産振興センターへ申請ください。

その際は、あらかじめ申請方法や内容等をよく確認してから依頼するようにしてください。

【八重山農林水産振興センター】

石垣市字真栄里438-1 電話0980-82-3043

参考サイト