セグロウリミバエの緊急防除に関するお知らせ

更新日:2025年05月19日

セグロウリミバエとは

セグロウリミバエ(学名:Bactrocera tau)は、主にウリ科植物の青果実を加害する農作物の害虫で、成虫の体長は約6~9mm、背中に黒い模様が特徴です。

この害虫は日本および朝鮮半島を除くアジア全域に広く分布し、温暖な地域を好みます。

 

寄生対象植物について

【野菜】

うり科植物全て(ゴーヤー、カボチャ(ズッキーニを含む)、ヘチマ、スイカ、トウガン、キュウリ、メロン、モーウイ、シロウリ、マクワウリ、ユウガオ、ハヤトウリなど)、いんげんまめ(サヤインゲン)、トマト(ミニトマト含む)、ピーマン(パプリカ含む)、とうがらし、野菜パパイヤ(青パパイヤ)、ペピーノ

 

※ナス、オクラ、葉物野菜は対象ではありません。

※ささげ、枝豆、エンドウ豆、ハバネロは対象ではありません。

 

【果樹】

くだものとけい(パッションフルーツ)、ヒロセレウス・ウンダーツス(ドラゴンフルーツ)、パパイヤ、ぱらみつ、ばんじろう(グァバ)、サポジラ、ふともも、まれいふともも、やえやまあおき(ノニ)、すもも、ウママンゴウ

 

※マンゴー、バナナ、パインアップル、柑橘類、ジャワフトモモ(レンブ)は対象ではありません。

※ミズレモン(タマゴトケイソウ)、キミノバンジロウ(イエローストロベリーグァバ)、ストロベリーグァバは対象ではありません。

※花や果実のついていない苗や草本は対象外

 

緊急防除について

 セグロウリミバエのまん延防止及び早期根絶に向けて、植物防疫法第17条の規定に基づき、令和4年4月14日から沖縄県内の26市町村(糸満市、浦添市、うるま市、沖縄市、宜野湾市、豊見城市、名護市、那覇市、南城市、嘉手納町、金武町、北谷町、西原町、南風原町、本部町、八重瀬町、与那原町、大宜味村、恩納村、北中城村、宜野座村、国頭村、中城村、今帰仁村、東村及び読谷村)において、緊急防除及び対象植物の移動制限が実施されております。

 

移動制限

防除区域内(※県内26市町村)で収穫された対象植物の青果実は、植物防疫検査に合格したもののみ県外や離島へ移動可能です。

検査を受けるには事前申請が必要で、感染拡大を防ぎつつ安全な出荷を確保します。

※石垣市は、現在、防除区域内に指定されておりませんので、現時点では移動制限はありません。

 

防除対策について

石垣市において、セグロウリミバエの発見はありませんが、万が一の場合に備えて、セグロウリミバエの被害を防ぐためには早期発見と徹底した管理が重要です。

 

家庭菜園を行う市民の皆様へ

腐敗した青果実は地面等に放置せず、速やかに回収したのちにポリ袋で密閉を行い、適切に処理を行ってください。

 

生産農家の皆様へ

防虫ネットの設置 目合い1.5mm以下のネットで成虫の侵入を防除してください。

         ※生産資材の確認をお願いします。

 

食物残渣の処理 畑に放置された果実や食物残渣は早期に片付けてください。

疑義情報の連絡

セグロウリミバエと思われること(成虫を確認した、果実が加害されている等)がありましたら下記のお問合せ先に連絡をお願いします。

 

お問い合わせ先

那覇植物防疫事務所                 098-868-1679

沖縄県病害虫防除技術センター            098-886-3880

沖縄県八重山農林水産振興センタースタッフ      0980-82-3043

石垣市農政経済課                  0980-82-1307