特殊病害虫ミカンコミバエ種群のトラップ調査確認に伴う家庭栽培果樹等への定着・蔓延防止対策の協力について(周知)

更新日:2021年07月01日

 八重山諸島では、昭和61(1986年) 2月に、特殊病害虫ミカンコミバエ群種の根絶が確認 されておりますが、これらは、近年、台湾、東南アジア、ミクロネシアの諸国、ハワイ等に分布し、その発生地域から体長7.5 mm程のミカンコミバエが、吹込み風に乗って島内に飛来している もの と考えられ、今年5月に2匹、6月に5匹、計7匹がトラップ調査で確認されています。2017 (平成29年)の4年前には、34 匹が確認され、島内全域を防除した事例があります。
 ミカンコミバエは、カンキツ類だけでなくパパイヤ、マンゴー、バンシロウ、バナナ、アセロラ、トマト、ピーマン等の果菜にも産卵し、その幼虫(白いウジ)が加害し、腐敗します。
 現在、沖縄県特殊病害虫防除対策八重山支部を中心に、ミバエ誘殺板(テックス板)の市街地設置や山林散布といった定期防除や、市内45箇所に誘引剤入トラップを設置し、定期的に侵入警戒調査実施しております。しかながら、今後、飛来したミカンコミバエが定着 し蔓延化すると、植物防疫法に基づく緊急防除として、島外への果実の移動の規制など厳しい措置がとられる場合があります。
 これから、各ご家庭で栽培のマンゴーやグアバ等の果実、果菜類が実り始めることと存じますが、特殊病害虫の定着・蔓延拡大を防止するため、以下の対策につきまして、ご理解・ご協力をお願いたします。


                    記
1  ミカンコミバエの産卵場所をつくらせないため、庭先の落下果実や熟果は、放置せずビニール袋などで密閉のうえ廃棄をお願いします。


2  委託業者により年4回程度、誘殺板を市内全域に設置しておりますが、緊急的に追加 設置する場合もありますので、ご理解とご協力をお願いします。


3  山林等の防除対策は、ヘリによる誘殺板散布を行っております。


4  庭先の果実、果菜類にウジが発生しているなど異常がある場合は、下記の機関までご連絡ください。


(1) 石垣市農林水産商工部農政経済課      電話番号 82 -1307
(2) 沖縄県病害虫防除技術センター八重山駐在  電話番号 82 -4933
(3) 〃 八重山農林水産振興センター スタッフ   電話番号 82 -3043
(4) 〃 農業改良普及課              電話番号 82 -3497


   令和 3年 7月 1日
   石垣市長 中山 義隆

特殊病害虫対策協力のお願い(石垣市)(PDFファイル:412.5KB)

この記事に関するお問い合わせ先

農林水産商工部 農政経済課
〒907-8501 沖縄県石垣市字真栄里672番地
電話番号:0980-82-1307

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