1 アンケート調査結果の概要

更新日:2020年03月02日

1 アンケート調査結果の概要

第5期石垣市障害福祉計画

1) アンケートの実施概要

1 調査の対象者

調査の対象は、本市に在住する18歳以上65歳未満の障害者手帳所持者等の1,396人の中から無作為に抽出された698人が調査対象となっています。

2 調査対象地域

石垣市全域

3 調査の期間

平成29年11月下旬~平成29年12月上旬

4 調査票配布回収方法

対象者に対し、郵送による配布・回収を実施しました。サービス提供事業者や各種関係団体等によるご協力をいただきました。

5 調査票の回収状況

  配布数 回収数 実質回収率
調査票回収状況 698 244 35.00%

2) 調査結果の概要

1 本調査の回答者

問1 調査票回答者

アンケートの記入者は、「本人」が66.8%で最も高くなっています。

次いで「本人・家族等」の21.3%、「家族以外の介助者や支援者」の9.4%となっております。

2 対象者の性別・年齢・ご家族等・障がいの状況について

問2 年齢(平成29年11月1日 現在)

調査対象者の年齢層は、「50~59歳」が30.3%で最も高くなっています。

次いで「60~64歳」の24.2%、「40~49歳」の22.5%、「30~39歳」の11.9%、「18~29歳」の9.4%と続いています。

問3 性別

調査対象者の性別は、「男性」が59.8%、「女性」が36.9%となっており、男性が22.9ポイント上回る状況にあります。

問4 同居家族

一緒に暮らしている同居家族は「いない(一人で暮らしている)」が36.1%で第1位となっています。

第2位は「父母・祖父母・兄弟」の35.7%、第3位は「配偶者(夫または妻)」の23.0%、第4位は「子ども」の13.9%、第5位は「その他」の1.6%となっています。

問5 現在受けている医療ケア

現在受けている医療ケアは、「服薬管理」が61.9%で最も高くなっています。

次いで「その他」の27.0%、「透析」の11.9%、「吸入」及び「ストマ」が同率の3.2%、「カテーテル留置」の2.4%と続いています。

問6 日常生活で介助が必要なこと

日常生活で介助が必要かについては、「ひとりでできる」割合が最も高い動作は「家の中の移動」で84.8%となっています。

次いで「食事」83.2%、「トイレ」82.4%、「衣服の着脱」79.9%、「入浴」76.6%等と続いています。一方、「一部介助が必要」、「全部介助が必要」の割合が高い動作、項目は、「お金の管理」で38.2%となっています。次いで「外出」の31.6%、「薬の管理」の29.5%、「家族以外の人との意志疎通」23.8%、「身だしなみ」の20.5%等と続いています。

問7 主に介助をしている方(限定質問)

主に介助をしている方割合の第1位は「父母・祖父母・兄弟」の44.3%なっています。

第2位は「ホームヘルパーや施設の職員」の29.6%、第3位は「配偶者(夫または妻)」の12.2%、第4位は「子ども」の3.5%、第5位は「その他の人(ボランティア等)」の2.6%となっています。

問8 介助をしてくれる方(限定質問)

主に介助をしている方の年齢は「60代」が31.3%で最も高くなっています。

次いで「50代」が26.9%、「80代以上」が16.4%、「70代」の13.4%、「30代」の6.0%、「40代」の4.5%、「20代」の1.5%となっています。

2)性別(限定質問)

性別は「女性」が70.1%、「男性」が29.9%となっています

3)健康状態(限定質問)

健康状態は「普通」が46.3%で最も高くなっています。

次いで「よい」及び「よくない」が同率の26.9%となっています。

3 住まいや暮らしについて

問9 暮らしについて

暮らしについては、「家族と暮らしている」が56.6%で最も高くなっています。

次いで「一人で暮らしている」の25.0%、「福祉施設(障害者支援施設、高齢者支援施設)で暮らしている」の9.4%、「グループホームで暮らしている」の2.5%と、「その他」の2.0%となっています。

問10 生活について(限定質問)

生活については、「今のまま生活したい」が60.0%で最も高くなっています。

次いで、「家族と一緒に生活したい」の40.0%となっています。

問11 生活するために必要な支援

生活するために必要な支援は、「経済的な負担の軽減」が50.4%で最も高くなっています。

次いで「相談対応等の充実」の37.7%、「障がい者に適した住居の確保」の34.8%、「必要な在宅サービスが適切に利用できること」の33.2%等と続いています。

4 日中活動や就労について

問12 外出頻度

外出頻度は、「毎日外出する」が53.3%で最も高くなっています。

次いで「1週間に数回外出する」の25.8%、「めったに外出しない」の15.2%、「まったく外出しない」の2.0%となっています。

問13 主な同伴者(限定質問)

主な同伴者は、「一人で外出する」が53.9%で最も高くなっています。

次いで「父母・祖父母・兄弟」及び「ホームヘルパーや施設の職員」が同率の14.3%、「配偶者(夫または妻)」の8.7%「子ども」及び「その他の人(ボランティア等)」が同率の3. 0%となっています。

問14 外出の目的(限定質問)

外出の目的の第1位は「買い物に行く」で61.3%となっています。

第2位は「医療機関への受診」の57.8%、第3位は「通勤・通学・通所」の50.0%、第4位は「散歩に行く」の31.7%、第5位は「友人・知人に会う」の29.6%等と続いています。

問15 外出の時困ること(限定質問)

外出の時に困ることの第1位は、「困った時にどうすればいいのか心配」で23.5%となっています。

第2位は「外出にお金がかかる」の21.3%、第3位は「外出先の建物の設備が不便(通路、トイレ、エレベーターなど)」の19.1%、第4位は「発作など突然の身体の変化が心配」の18.3%、第5位は「公共交通機関が少ない、又はない」の16.1%等と続いています。

問16 平日の過ごし方

平日の過ごし方の第1位は、「会社勤めや、自営業、家業などで収入を得て仕事をしている」で31.6%となっています。

第2位は「福祉施設、作業所等に通っている(就労継続支援A型も含む」の25.8%、第3位は「自宅で過ごしている」が16.8%、第4位は「入所している施設や病院等で過ごしている」の7.4%、第5位は「専業主婦(主夫)をしている」の5.7%等と続いています。

問17 勤務形態について(限定質問)

勤務形態は、「パート・アルバイト等の非常勤職員、派遣職員」が40.3%で最も高くなっています。次いで「正職員で他の職員と勤務条件等に違いはない」の36.4%、「自営業、農林水産業など」の13.0%、「正職員で短時間勤務などの障がい者配慮がある」の9.1%「その他」の1.3%となっています。

問18 就労について(限定質問)

就労については、「仕事をしたい」が47.7%、「仕事はしたくない、できない」が33.8%、となっています。

問19 就労支援として必要なこと

障がい者の就労支援として必要なことの第1位は、「職場の上司や同僚に障害の理解があること」で48.8%なっています。

第2位は「会社(経営者)の障がい者理解」の45.1%、第3位は「短時間勤務や勤務日数等の配慮」の32.0%、第4位は「通勤手段の確保」の31.6%、第5位は「仕事についての職場外での相談対応、支援」の29.5%等と続いています。

5 障害福祉サービス等の利用について

問20 利用できるサービス及び今後の利用意向

利用できるサービス及び利用意向で、「している」という割合が最も高いのは「相談支援」で32.0%となっています。

次いで「就労継続支援(A型、B型)」の22.1%、「生活介護」の11.9%、「居宅介護(ホームヘルプ)」の9.0%、「施設入所支援」の8.2%等と続いています。

逆に、「していない」という割合が最も高いのは、「療養介護」及び「重度障害者等包括支援」で同率の89.3%となっています。

次いで「同行援護」が88.9%、「重度訪問介護」の88.5%、「自立訓練」及び「共同生活援助」のそれぞれ88.1%等と続いています。

今後のサービス利用意向については、「利用したい」という割合が最も高いのは「居宅介護(ホームヘルプ)」が8.6%となっています。

次いで「就労移行支援」の7.8%、「相談支援」の7.4%、「行動援護」の6.6%、「施設入所支援」の6.1%等と続いています。

6 相談相手や権利擁護について

問21 悩みや困った時の相談先

悩みや困った時の相談先の第1位は「家族や親せき」で61.5%なっています。第2位は「友人・知人」の32.4%、第3位は「かかりつけの医師や看護師」の30.3%、第4位は「施設の指導員」の23.0%、第5位は「相談支援事業所などの相談窓口」の17.6%等と続いています。

問22 福祉サービスに関する情報の入手先

悩みや困った時の相談先の第1位は、「本や新聞、雑誌の記事、テレビやラジオのニュース」で34.4%なっています。

第2位は「家族や親せき、友人・知人」の29.5%、第3位は「かかりつけの医師や看護師」の23.0%、第4位は「サービス事業所の人や施設職員」の20.1%、第5位は「行政機関の広報誌」の18.0%等と続いています。

問23 差別や嫌な思い

差別や嫌な思いをしたことがあるかについては、「ない」が38.5%で最も高くなっています。

次いで「ある」の26.6%、「少しある」の25.8%となっており、「ある」の合計割合は52.4%と全体の約5割を占める状況となっています。

問24 場所について(限定質問)

差別や嫌な思いをした場所の第1位は「外出先」で51.6%となっています。

第2位は「学校や職場」の37.5%、第3位は「仕事を探すとき」の27.3%、第4位は「住んでいる地域」の19.5%、第5位は「病院などの医療機関」の17.2%等と続いています。

問25 障害者差別解消法について

平成28年4月から施行された、障害者差別解消法については、「名前も内容も知らない」が54.5%で最も高くなっています。次いで「名前を聞いたことはあるが、内容は知らない」の23.0%、「名前も内容も知っている」の11.5%となっています。

7 災害時の避難等について

問26 災害が起きた時に困ること

火事や地震等の災害が起きた場合に困ることについては、「投薬や治療が受けられない」が48.4%で第1位となっています。

第2位は「避難場所の設備(トイレ等)や生活環境が不安」で41.4%、第3位は「安全なところまで、迅速に避難することができない」の35.2%、第4位は「周囲とコミュニケーションがとれない」の23.4%、第5位は「被害状況、避難場所などの情報が入手できない」の20.1%等と続いています。

<自由記載> ご意見・ご要望

【 年金等について 】

・障害年金とか障害者手当とか難しすぎて利用出来ていない。もっとわかりやすく、出来れば手続き等を一緒にやってほしい。

【 就労について 】

・沖縄県の賃金が他県と比べてあまりにも安すぎる。

・仕事を変えようとしても、次の職場に精神障害の理解があるか非常に心配。

・A型就労支援事業所で働いていますが、各事業所の枠の中であって、一般企業に向かって取り組んでいません。ハローワーク、市役所、個人農家、やれる仕事たくさんあるのに、その場があれば普通に社会の中に入っていくのではないかなと思う。

【 住居について 】

・グループホームの確保(低家賃で)を希望する。

・バリアフリーに住みたいけどない。

・新しく建設される公営住宅には、多くのバリアフリーの設置を希望

【 福祉サービスや、サービス事業所等について 】

・施設への巡回(適切な支援をしているか。給食も金額にみあった内容か味はどうか。口腔衛生や身体・居室の衛生管理チェック。入居者に対して職員の数は適正か。)施設等の評価を広報してほしい。(入所者の家族は不安があっても口にだせない)

・オムツ補助の対象枠を広げて欲しい。

・観光産業重視の島より、島人が日常的に気軽に差別無く集える、雨の日も熱地獄の日も台風時の避難場所でも島人・ボランティアを巻き込んで、いつでもすぐ利用できるシステム作りをして欲しい。

・本人は知的と認知があるが、プライドが高いので障害施設は利用したくない…、家族の精神的負担が大変。

・親の病気や、亡き後の事を考えると不安がいっぱいです。グループホーム・施設のサービスが、安心して託せる受皿づくりができないか。

・11月30日付けの新聞で「事業所が増加」とありましたが、本当に真新しい名前が次から次へと増える割には利用者・親が利用しづらいのはあまり変わってない。

・相談支援事業所が増えてほしい。

・機能訓練を受けることが出来る施設を作ってほしい。

【 その他生活について 】

・聴覚障害者に優しい商業施設(ドライブスルー)がほしい。

・現在使用していない古民家などを撤去して、老人・障害福祉に役立つ施設やマンションの建設をしてはどうか。

・スーパー等の小さな店でも病院食等を取扱いしている所があれば助かる。ある程度、下処理されたものがあればいいと思う。

・大きな通りで車道から歩道に登る時、車イスが登りにくい。

・歩道と自転車道を確保してほしい。

・雑草やサトウキビ等で道路をさえぎる空間をなくしてほしい。

・高台までの道路を増やしてほしい。渋滞防止。

・道路がデコボコ。730交差点から市役所までの道をなんとかしてほしい。(珊瑚の道が通りづらい)

・バスのバリアフリー化は進んでるが、店舗や駐車場は一向に進んでない。障害者用の駐車場が町の中にない。市役所の駐車スペースもロープがはってあり、有料駐車場にも障害者スペースを作ってほしい。

・障害者用駐車場があっても健常者がとめてしまう。禁止するよう条例化を希望。

・身障者マークは身障者だけ購入できるようにしてほしいと思う。中にはわざと貼っている人もおり、身障者マークの駐車場に止める人もいる。

【 行政に関すること 】

・行政のサービス内容がよくわからない。

・市役所やら病院に車いす専用のスペースはあるのに屋根がなく、階段は急階段なので何とかしてほしい。スーパー等も障害者のスペースに、健常者が止めている。

・渡航費用をもっと補助してほしい。(年に1~2回程度ではなく必要な場合は全て、現在は税金面でしか優遇されない)

・行政機関でも、地区自治体でも、津波、火災、地震等が発生した際、全員が避難したのか確実に確認を行う対処を確保してほしい。

・市役所の窓口が障害者を無視した位置に配置されている事が論外。

・特定医療認定を受ける為に、多くの書類が必要で、もっと簡単な手続きになればいいと思う。

・市の職員の方は、精神疾患にかかっている人間の事をどの程度認識されているか分からない。教育や勉強会など行っているのか?

・今現在、行政の仕事に納得しているので特別ない。

【 その他 】

・障がい者本人は虐待され心身共に傷つき、とても大変な時があった。相談しても八方ふさがりで、自分の事を説明できない知的障がい者は泣き寝入りだった。差別や人権についてシンポジウムなど地道に障がい者理解を広めていっていただきたい。

・パニック障害、うつ病、PTSDなど外見ではわからないので、ただの怠け者の様に思われる事が多いので、こうした病気についてどういう事なのかを分かってもらえる広報を分かり易くしてもらいたい。

・自立のため障害に応じた便利グッズの展示会紹介をしてほしい。

・人と交われない。コミュニケーションが取れない。何でもできる能力や体力があっても指導に乗れない。他人から見ると「できる人」であろうと思えても、何かが一歩出せず拒否する。怠け者に見られたり、甘やかされている様に見られたり、何と表現していいやら解らないがそういう者もいる。だが、そういう者は、行政や多種あるサービスから漏れているようにも感じる。

第1期石垣市障害児福祉計画

1) アンケートの実施概要

1 調査の対象者

調査の対象は、本市に在住する18歳未満の障害者手帳所持者等の189人が調査対象となっています。

2 調査対象地域

石垣市全域

3 調査の期間

平成29年11月上旬~平成29年11月末日

4 調査票配布回収方法

対象者に対し、郵送による配布・回収を実施しました。サービス提供事業者や各種関係団体等によるご協力をいただきました。

5 調査票の回収状況

  配布数 回収数 実質回収率
調査票回収状況 189 76 40.20%

2) 調査結果の概要

1 対象者の性別・年齢・ご家族等・障がいの状況について

問1 性別・年齢(平成29年11月1日現在)について

調査対象者の性別は、「男性」が63.2%「女性」が36.8%となっており、男性が26.4ポイント上回る状況にあります。

調査対象者の年齢層は、「6~11歳(小学生相当)」が30.3%で最も高くなっています。

次いで「12~14歳(中学生相当)」の27.6%、「15~17歳(高校生相当)」の26.3%、「0~5歳(未就学児)」の15.8%と続いています。

問2 同居家族

一緒に暮らしている同居家族は「母親」が94.7%で第1位となっています。

第2位は「父親」の78.9%、第3位は「兄弟姉妹」の63.2%、第4位は「祖父母」の6.6%、第5位は「その他」の3.9%となっています。

問3 所持している手帳と受けている診断名について

所持している手帳と受けている診断名は「療育手帳を持っている」が61.8%で最も高くなっています。

次いで「発達障害の診断を受けている」の30.3%、「身体障害者手帳を持っている」の21.1%、「これらの手帳は持ってなく、診断を受けていない」の9.2%、「精神障害者保健福祉手帳を持っている」及び「難病の診断を受けている」が同率の2.6%等と続いています。

<手帳の等級や診断名について>

(1)身体障害者手帳

障害者手帳の所持者数は、16人となっています。

記載されている等級は「1級」が50.0%で最も高くなっています。

次いで「2級」の18.8%となっており、重度の等級である「1級」、「2級」の合計割合は68.8%となっています。

以下、「3級」の6.3%、「4級」の12.5%、「5級」の6.3%、「6級」の6.3%となっています。

1)おもな障害の種類(限定質問)

障害者手帳に記載されている、おもな障害の種類は、「肢体不自由」が75.0%で最も高くなっています。次いで「内部障害」の18.8%となっています。

主たる障害は「肢体不自由(脳原性)」の8人が最も多く、次いで「内部障害(心臓)」の2人、「肢体不自由(下肢)」の1人、「内部障害(ぼうこう・直腸)」の1人となっています。

(2)療育手帳の判定

療育手帳の所持者は47人となっています。

記載されている等級は「B2」の55.3%、「B1」の23.4%、「A2」の19.1%、「A1」の2.1%となっています。

(3)精神障害者保健福祉手帳の等級

精神障害者福祉手帳所持者は2人となっています。

記載されている等級は「2級」が1人、「3級」が1人となっています。

(4)発達障害診断の診断名

発達障害の診断を受けている者は、23人となっています。

診断名は「自閉症」が52.2%と最も高くなっています。

次いで「知的障害」及び「広汎性発達障害」が同率で13.0%等と続いています。

(5)難病の診断名

難病の診断を受けている者は2人となっています。

診断名は「ファロー四徴症」が1人、「ダウン症」1人となっています。

(6)手帳を持ってなく、診断も受けていないお子さんの心配なこと(限定質問)

手帳を持ってなく、診断も受けていない者は7人となっています。

心配なことは「ことばが遅れている」が71.4%と最も高くなっています。

次いで「不器用なところがある」の57.1%、「こだわりが強い」の42.9%等と続いています。

問4 現在受けている医療ケア

現在、何らかの医療ケアを受けている者は10人で13.2%となっています。

受けている医療ケアは、「服薬管理」が10.5%で最も高くなっています。

次いで「吸入」及び「吸引」が同率の3.9%、「経管栄養」「カテーテル留置」「その他」の1.3%と続いています。

2 日常生活における介助や支援について

問5 日常生活で介助が必要なこと

日常生活で介助が必要かについては、「ひとりでできる」割合が最も高い動作は「室内の移動」で77.6%となっています。

次いで「食事」75.0%、「着替え」69.7%、「トイレ」64.5%、「入浴」53.9%等と続いています。一方、「見守りが必要」、「介助が必要」の割合が高い動作、項目は、「通院、通園・通学以外の外出」で64.5%となっています。次いで「通院、通園・通学」の53.9%、「家族以外の人とのコミュニケーション」の51.3%、「入浴」46.1%、「トイレ」の35.5%等と続いています。

問6 主に介助をしている方(限定質問)

主に介助をしている方割合の第1位は「母親」の80.8%なっています。

第2位は「父親」の17.3%、第3位は「その他」の1.9%となっています。

問7 介助者の悩みや不安について(限定質問)

介助者の悩みや不安について、「親亡き後の将来について不安がある」が73.1%と最も高くなっています。

次いで、「何かの時に介助を頼める人がいない」及び「何かの時に預けられる場所がない」が同率の36.5%、「自分の健康について不安がある」の34.6%、「長期的な外出が出来ない」の32.7%等となっています。

3 教育や保育について

問8 学齢について

「小学校入学前」が22.4%、「小学校入学後」が77.6%となっています。

問9 日中の通園・通所について(限定質問)

日中の通園・通所については、「児童発達支援事業所」が100%と最も高くなっています。

次いで、「保育園・保育所」の35.3%、「幼稚園」の23.5%、「その他」の17.6%、「認定こども園」の11.8%、「子育て支援センター、子どもセンター」の5.9%となっています。

問10 通園生活等で、困っていることについて(限定質問)

困っていることについては、「周囲との子どもの関係が心配」が70.6%で最も高くなっています。

次いで、「子どもの将来に不安がある」及び「保育や教育・療育に関する情報が少ない」が同率の58.8%、「今後の進路について迷っている」の35.3%、「通園の送迎が大変」「職員の保育・指導の仕方が心配」及び「療育・リハビリテーションの機会が少ない」が同率の23.5%となっています。

問11 通学している学校・学級(限定質問)

現在通学している学校・学級は、「特別支援学校(小・中・高等部)」が50.8%と最も高くなっています。

次いで、「普通学級と特別支援学級・情緒学級(小・中学校)」の23.7%、「普通学級のみ(小・中学校)」の11.9%、「高等学校・高等専門学校」の6.8%、「特別支援学級のみ(小・中学校)」の3.4%等と続いています。

問12 学校以外の過ごす場所(限定質問)

学校以外の過ごす場所として、「放課後等デイサービス事業所」が66.1%と最も高くなっています。

次いで「とくに何も利用していない」の27.1%、「民間の習いごと・教室」の10.2%、「学童クラブ」の8.5%、「日中一時支援事業」及び「その他」が同率の5.1%等と続いています。

問13 学校生活等で困っていること、心配なこと

学校生活や今後の進路等で困っていることや心配していることは、「子どもの将来に不安がある」が67.8%と最も高くなっています。

次いで、「今後の進路について迷っている」の40.7%、「教育や療育に関する情報が少ない」の39.0%、「周囲の子どもとの関係が心配」の33.9%、「療育・リハビリテーションの機会が少ない」の27.1%等と続いています。

4 将来について

問14 将来の進学先

将来の進学先の第一位は「高等学校まで」の50.0%となっています。

第二位は「専門学校・高等専門学校・短期大学」及び「分からない」が同率の14.5%、第三位は「大学・大学院まで」の11.8%、第四位は「その他」の5.3%となっている。

問15 将来の就職先

将来の就職先の第1位は「会社やお店などで働く(一般就労)」の39.5%となっています。

第2位は「地域の福祉就労支援事業所で働く」の25.0%、第3位は「分からない」の15.8%、第4位は「その他」の11.8%、第5位は「働くことは困難だと思う」の6.6%となっている。

問16 将来の住まい

将来の住まいの第1位は、「ひとり暮らし、または本人の配偶者・子らと一緒に一戸建て、アパート、マンション」で40.8%となっています。

第2位は「親や兄弟姉妹などの家族と一緒に一戸建て、アパート、マンション」の32.9%、第3位は「分からない」の11.8%、第4位は「グループホーム」の7.9%、第5位は「入所施設」及び「その他」が同率の2.6%となっています。

5 福祉サービス等の利用について

問17 サービスの認知度と利用状況について

A:主に18歳未満で利用できるサービス

サービスの認知度で、「知っている」という割合が最も高かったのは、「放課後等デイサービス」で92.1%となっています。次いで「児童発達支援」の82.9%、「医療型日中一時支援」の46.1%等と続いており、「知らない」という割合が最も高かったのは、「障害児入所支援(医療型)」の76.3%となっています。

サービスの利用状況では、「利用している」という割合が最も高かったのは、「放課後等デイサービス」の47.4%となっています。次いで「児童発達支援」の22.4%、「保育所等訪問支援」の6.6%、「医療型日中一時支援」の3.9%となっています。

「利用したい」の割合が最も高かったのは、「放課後等デイサービス」の22.4%となっています。次いで「障害児入所支援(福祉型)」の19.7%、「障害児入所支援(医療型)」の10.5%等と続いています。

B:児童期~成人期にかけて利用できるサービス

サービスの認知度で、「知っている」という割合が最も高かったのは、「相談支援(計画相談)」で88.2%となっています。次いで「居宅介護(ホームヘルプ)」の68.4%、「日中一時支援」の60.5%等と続いています。

逆に「知らない」という割合が最も高かったのは、「同行援護」の65.8%となっています。

サービスの利用状況では、「利用している」という割合が最も高かったのは、「相談支援(計画相談)」の56.6%となっています。次いで「日中一時支援事業」の22.4%、「移動支援事業」の9.2%等と続いています。

「利用したい」の割合が最も高かったのは、「移動支援事業」の18.4%となっています。次いで「日中一時支援事業」の15.8%、「行動援護」の13.2%等と続いています。

C:18歳以上になると利用できるサービス

サービスの認知度で、「知っている」という割合が最も高かったのは、「就労継続支援(A型、B型)」で61.8%となっています。次いで「生活介護」の52.6%、「共同生活援助」の47.4%等と続いています。

逆に「知らない」という割合が最も高かったのは、「療養介護」の69.7%となっています。

「利用したい」の割合が最も高かったのは、「就労継続支援(A型、B型)」の25.0%となっています。次いで「就労移行支援」の21.1%、「自立訓練」及び「共同生活援助」の同率14.5%等と続いています。

問18 サービスの利用に関して困ったこと

サービスの利用に関して、困っていることの第1位は「サービスに関する情報が少ない」で40.8%なっています。第2位は「市役所での手続きが大変」の38.2%、第3位は「とくにない」の19.7%、第4位は「事業者との利用日等の調整が大変」及び「どこに相談したらいいかわからない」が同率の18.4%等と続いています。

<自由記載> 日常生活における介助や支援について

【 食事について 】

・食事療法をしているが作れる人が両親以外にいない。支援学校へ給食の対応を3年かけてお願いしているが断られた。アレルギー食等は対応しているのにそれ以外は対応できない事に疑問を感じる。

・子へ火や包丁など、どこまでが危なくてこうなるとかの説明が難しい。頭では理解しているようだが、実際は把握できていない様で火傷したことがある。 

【 入浴について 】

・身体が大きくなってきて、風呂場が狭いので入浴の手伝いや入浴サービスがあってほしい。

・お風呂などの介助を手伝ってもらいたい。

【 預けられる場所について 】

・土日(兄弟の行事など)に預け先がなく困っている。土・日・祝日に預けられる場所や夜の外出(数時間)の際に預けられる場所、至急の用事などができた時、預けられる場所があると助かる(ショートステイなど)。

・母(自分)が高熱を出した時に、子供を見るのでとてもつらい。実家のお泊りが全くできないので、病欠(不登校)でも預かってくれる場所が欲しい。

【 外出について 】

・親が身体的に外出が出来ずこもりっきりになっているため、外出や学校までの迎えが大変。

・通院や通学、それ以外の外出時に付き添いや介助が必要。

【 その他 】

・認定こども園で日中過ごしているが、言葉が話せないため友達の中に入りにくい。自分の子どもばかりを見られないことが分かり、加配をお願いしたが、できないと役所に言われた。

・交通ルールや注意の仕方など、発達障害のある子にはどのように教えたらいいのか、アドバイスが欲しい。

・発達障害当事者の集まり、語る会の開催や相談できる機会がほしい。

・日常生活動作を学んだり、訓練する療育施設をつくってほしい。

・手伝ってくれる人がいないため、将来的に不安。

<自由記載> ご意見・ご要望

【福祉サービスや事業所等について】

・サービスを利用する時や就学先を決めるタイミングですべての施設の情報を知りたい。年に1~2回、ホールに施設ごとのブースを設けて一度に話が聞ける機会や、各施設の情報が載った冊子があったら欲しい。

・事業所側が人手が足りないのか、定員がいっぱいで利用できないことがある。

・事業所で障害特有のこだわりや、他人の感情を理解できないなどのために起きる問題に適切に対応してもらえない。

・事業所に通っているが、情報交換がなく何をしているか分からない。行かせる意味があるのか分からない。日記などで報告が欲しい。

・土曜日に利用できるサービスがない。利用者が多いから、人手が足りないから、と預かってもらえない。

・日中一時支援事業を利用し助かっているが、利用者が少ない等気軽に頼みづらい。

・言語訓練のできる施設を増やして欲しい。

・障害児入所支援の提供ができる事業所を早急に作ってほしい。沖縄本島に預ける事になると、家族での移住等も考慮しなければならない為、経済的・精神的な負担が計り知れない。

・家族構成や事情によっては、家族の病気などでどうしても一時的にとか、何日間だけなどで短期入所ができると助かる。

・子どもが2人障害児で、周りに協力をお願いしづらい(身体的負担が大きいため)。体が大きくなってきていて毎日、車イスへの乗降等が大変で、精神的にもきつい。

・発達障害の作業療法士、言語聴覚士が少なく、十分な療育が受けられない。

・相談支援員を探すのに時間がかかり、とても不安だった。

・相談支援事業所の相談員の専門的知識や質の向上が必要だと感じる。

・相談支援員の役割がよくわからない。

【教育・学校等について】

・発達障害は目で見て分かりにくい障害のため、まず教育現場(小・中・高・幼稚園・保育園)の先生方に理解していただきたいので、定期的に講習会を開いてほしい。

・加配等を付けてもらうにあたり、子どもの特性を理解し、それに見合った支援員を付けてほしい。

・就職の時期を迎えた子たちは、支援学校に通っていれば学校の支援がある程度受けられるかもしれないが、普通校に通う子は自信を持って希望の就職先を決めることも難しく、自信を失い、悪くすれば二次障害への道に入って行くのではと不安。

・支援学校への看護師配置を望む。

・普通の学校に通っているが、修学旅行や学校外授業の遠足など、長距離歩行を要する時に介護員が必要になりその時だけ要請したいがいつも断られる。市役所に相談したら教育委員会に行ってと言われ、教育委員会に行ったら事例がないので予算がないと断られた。

・障がい福祉課と教育委員会の協力体制等検討してほしい。

【行政等について】

・支給決定までに時間がかかり過ぎ?もっと早く利用できるようにしてほしい。

・手帳の更新が面倒。手帳取得(更新)の際、診断書の提出で病院に行くので、病院から手続き可能にしてほしい。

・サービスを利用する前の相談窓口がちゃんとわかりやすい状態であってほしい。

・育てにくさを感じる頃や、生まれてきた子に「障害がある」と言われて途方にくれる頃、悩みを聞きながら支援が受けられることを一緒に考えてくれる窓口がほしい。

・様々な制度やサービスの窓口がその種類によってバラバラなので、せめてガイドしてくれる窓口を1つ作ってくれたら有り難い。

・事業所を利用するにも手続きが多く、障がい福祉課という所での受付なのでどうしても一歩踏み出しにくい。

・福祉に関するサービス等は、できれば学校を通して、もしくは、見やすく、新しい情報を市のHPに掲載して欲しい(市のHPは、見づらく、古い情報もあったりと非常に不便)。

【その他】

・自閉症スペクトラムの娘がおり、当事者の会(自閉の会)などはないのか?自分ではなかなか探せない (日々の生活で保護者は手いっぱいだったりします)。もっと学童等に声かけ、パンフ等の配布、紹介などできないか?健常児のママとも交流あるが、悩みの内容が違うので、相談などまず出来ない。

・高校生になり、医療行為である導尿を自分でできるようになったが、小学校高学年ぐらいまでは家族以外のサポートが必須だった。そのサポート先を探すまでは本当に大変だった。医療ケアを必要としている家族への、積極的な情報提供を要望したい。

・3年に1度、東京の病院に通院しているが、これと言っての支援金が無いため、自己負担が大変。小さい時は手当はあったが、3歳以降ないので、何か少しでもあると金銭的にも助かる。

・まだ未就学児なので、これからいろいろと悩んだり困ったりすると思う。今思うことは、療育を受ける場がないこと。発達に関して、専門家の指導を受ける機会が少なく、選択肢もない。療育相談も、八重山病院で定期的に受けられるようになればいいと思う。

・子どもの多い家庭、母子・父子家庭、障がい児のいる家庭の家庭訪問をして話を聞いてほしい。肉体的、精神的、金銭面で困っている人がいっぱいいると思う。

この記事に関するお問い合わせ先

福祉部 障がい福祉課 在宅福祉係
〒907-8501 沖縄県石垣市字真栄里672番地
電話番号:0980-82-9947

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