食品ロス削減運動推進
10月は「食品ロス削減月間」です!
国、地方公共団体、事業者、消費者等の多様な主体が連携し、国民運動として食品ロスの削減を総合的に推進することを目的とした、「食品ロスの削減の推進に関する法律」が令和元年5月31日に公布され、同年10 月1日から施行されました。
食品ロス削減の推進のため、一人ひとりが考え行動するきっかけとして、10月を「食品ロス削減月間」としていますので、市民のみなさん、事業者のみなさん、できることから始めてみましょう。
食品ロス削減運動
食品ロスとは、まだ食べられるのに廃棄される食品のことです。
一人ひとりが「もったいない」という気持ちをもって、食品ロス削減のために、できることから始めてみませんか。
食品ロスの現状
日本での食品ロス量は、年間643万トン(農林水産省、環境省「平成28年度推計」)、毎日大型(10トン)トラックで約1,760台分を廃棄しています。
これは、一人当たりに換算すると、年間約51キログラムを捨てていることになります。
毎日、お茶碗1杯分を捨てており、「もったいない」と思いませんか。
食品ロスの内訳は
食品ロスの約半分は、みなさんのご家庭から出されています。
- 事業系廃棄物由来:約352万トン(農林水産省、環境省「平成28年度推計」)
- 家庭系廃棄物由来:約291万トン(農林水産省、環境省「平成28年度推計」)
家庭で食品ロスが発生する場面
主に家庭から排出される食品ロスの多くは以下のようなものです。
- 賞味期限や消費期限が過ぎてしまい、手付かずのまま捨てられるもの。
- 野菜や果物の食べられない部分を切ったり、皮をむいたりするときに、食べられる部分まで過剰に除去され捨てられるもの。
- 食事のときに、食べきれずに捨てられるもの。
食品ロス削減のために、できること
買物編
1.買い物前に、冷蔵庫や食品庫にある食材を確認する。
・メモ書きや携帯・スマホで撮影し、買い物時の参考としましょう。
2.必要な分だけ買う
・まとめ買いを避け、必要な分だけ買って、食べきりましょう。
3.期限表示を知って、賢く買う
・すぐ使う食品は、棚の手前から取りましょう。
家庭編
1.適切に保存する。
・食品に記載された保存方法に従って保存する。
2.食材を上手に使い切る。
・残っている食材から使ったり、作り過ぎた料理は、リメイクレシピ等で工夫しましょう。
3.食べきれる量を作る。
・体調や健康、家族の予定も配慮して、食べきれる量を作りましょう。
詳細は、消費者庁のホームページをご覧ください。
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_policy/information/food_loss/pamphlet/
※啓発用三角柱をダウンロードして、ご家庭の食卓等に置いてご家族みなさんで食品ロス削減を実践してみましょう。
外食時には「残さず食べよう!3010(さんまるいちまる)運動」の推進
「3010運動」とは、長野県松本市で2011年に始まり、「宴会の開始から30分と、お終いの30分前には席に座って食事を楽しむ」ということで、食品ロスをできる限り減らそうとする運動です。
みなさんにも経験がありませんか。宴会等では、食事もそっちのけで参加者同士が会話を楽しんだり、席を異動したりして食べ残しが大量に発生しがちです。
「3010運動」を実践しましょう♪
宴会のはじめと終わりは席で食事を楽しみましょう。
- 適量を注文しましょう。
- 幹事さんの声かけで、はじめの30分とおわりの10分前は、食事を楽しみましょう。
- 食べきれない料理は、仲間で分け合いましょう。
更新日:2021年03月25日