熱中症を予防しましょう

更新日:2025年07月04日

熱中症は、生命にかかわる病気ですが、適切な対策で防ぐことができます。

熱中症は、体が暑さに慣れていない梅雨の晴れ間や梅雨明けから多発する傾向があります。

急に暑くなる日や継続する暑さに注意しましょう。

1.熱中症とは

熱中症は、室温や気温が高い中での作業や運動などにより、体温の調節機能が働かなくなり、体内の水分や塩分のバランスが崩れてしまうことで発症します。

特に、体温調節機能が未発達な乳幼児や、暑さを感じにくい高齢者は、重症化しやすい傾向にありますので注意が必要です。

熱中症は誰にでも起こる可能性があります。一方で、きちんとした対策をとることにより、未然に防ぐことができます。

水分をこまめに補給する、炎天下での長時間の作業を避ける、室内でも注意し熱を逃がす工夫をする、睡眠・栄養をしっかりとって健康管理に気をつける、などの対策が必要です。

めまい、たちくらみ、頭痛や吐き気など、熱中症のサインが見られた場合は、涼しい場所で水分・塩分を補給しましょう。

なお、意識がはっきりしない、自力で水分摂取ができないときは、すぐに救急車を呼びましょう。

2.対策

(1)外出時は暑い日や時間帯を避け、帽子や日傘を利用しましょう。

(2)こまめに水分補給をしましょう。

(3)エアコンや扇風機を上手に活用しましょう。

(4)バランスのよい食事や十分な睡眠を取り、体調を整えましょう。

(5)暑さに備えた体づくりをしましょう。

3.熱中症が疑われる人を見かけたら

(1)エアコンが効いている室内や風通しのよい日陰など、涼しい場所へ避難させる

(2)衣服をゆるめ、からだを冷やす (特に、首の周り、脇の下、足の付け根など)

(3)経口補水液などを補給する

※経口補水液を一時に大量に飲むと、ナトリウムの過剰摂取になる可能性もあります。腎臓、心臓等の疾患の治療中で、医師に水分の摂取について指示されている場合は、指示に従ってください。

(注)自力で水が飲めない、意識がはっきりしない場合は、ためらわず救急車を呼びましょう。

4.職場における熱中症対策が強化されました

労働安全衛生規則が一部改正され、令和7年6月1日から職場における熱中症対策が強化されました。熱中症のおそれがある労働者を早期に見つけ、その状況に応じ、迅速かつ適切に対処することにより、熱中症の重篤化を防止するため、「体制整備」「手順作成」「関係者への周知」が事業者に義務付けられました。

詳しくはこちら「職場における熱中症予防情報(厚生労働省)」(外部サイトへリンク)

5.熱中症警戒アラートとは

熱中症警戒アラートとは、熱中症の危険性が極めて高くなると予測された際に、危険な暑さへの注意を呼びかけ、 熱中症予防行動をとっていただくよう促すための情報です。暑さ指数の値が33以上になると予想される日の前日夕方または当日早朝に発表されます。

暑さ指数(WBGT)とは、熱中症を予防することを目的とした、〈気温〉1:〈湿度〉7:〈輻射熱(日差し等)〉2からなる熱中症の危険性を示す指標です。暑さ指数28を超えると、熱中症患者発生率が急増すると言われています。

暑さ指数や熱中症警戒アラートの情報を確認して、日常生活の行動の参考とし、熱中症予防に役立てましょう。

熱中症警戒アラートをチェックしよう!

環境省のLINE公式アカウントでもご確認することができます。

詳しくはこちら「環境省公式LINEについて(環境省)」(外部サイトへリンク)

6.関連情報

この記事に関するお問い合わせ先

市民保健部 健康福祉センター 健康づくり係
〒907-0004 沖縄県石垣市字登野城1357番地1
電話番号:0980-88-0088

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