猫の飼い方ガイドライン
石垣市では、2017年2月に市民を対象に実施した「飼い猫・野良猫に関するアンケート」の結果を受け、猫と人間が仲良く暮らせるように「猫の飼い方ガイドライン」を作成しました。
動画も作成しましたので、ぜひご覧ください。
猫を適切に飼うために大切なこと
完全室内飼いを徹底しましょう


猫は環境が整っていれば、室内で飼育可能です。
交通事故や喧嘩による外傷、病気感染、他人の敷地での糞尿など、危険やトラブルを避けるためにも室内で飼育しましょう。
所有者明示を行いましょう
室内で飼っていても、ふとした拍子に外に出てしまう可能性があります。
飼い猫が万が一逃げてしまった場合に備えて、迷子札やマイクロチップを装着しましょう。
迷子札には必ず飼い主の名前と住所、電話番号を記入しておきましょう。
避妊去勢手術をしましょう
猫は繁殖力が大変強く、あっという間に増えてしまいます。
実際、手術をしていなかったために多頭飼育に陥り、管理できなくなる多頭飼育崩壊が問題になっています。
不妊去勢手術をなるべく早期に実施することにより、発情によるトラブルや感染症を防ぐことにもつながります。
健康管理はしっかりしましょう
かかりつけの動物病院をもち、定期的に健康診断を行いましょう。
病気によってはワクチン接種で防げるものもあります。可能な限り接種しましょう。
また、猫の健康面についてはもちろん、飼い方についてわからないことは動物病院(獣医師)に相談してみましょう。
万が一に備えましょう
必要なワクチン接種や寄生虫の駆除、トイレやケージの使用などの最低限のしつけをおこないましょう。
また、ご自身の防災グッズのほかに、ペット用の避難セット(トイレシートや食料など)を用意しておきましょう。
餌やりを行っている方へ
石垣市には、毎年多くの猫に関する苦情や相談が寄せられます。
餌を与えるのであれば、しっかりとした方法で行い、猫を思う気持ちと同等以上に周辺住民の生活への配慮が必要です。特に、以下の点に注意しましょう。
周辺住民への配慮を心掛ける
周辺住民のなかには、猫アレルギーの方や猫が苦手な方がいるかもしれません。
また、糞尿被害等に悩む方もでてくるかもしれません。
苦情があった際にはすぐに対応できるようにしましょう。
餌をあげている猫を把握する・飼い主を探してあげる
餌を与える猫を決め、健康状態に気を配り、適切な対応ができるようにしましょう。
また、ご自身が飼うことができない場合は、飼ってくれる方を探しましょう。
餌やりは定点、定時、定量を心がける
餌を与えるときは、周辺住民の迷惑にならない「決まった場所」で「決まった時間」に「決まった量」を与え、猫が食べ終わったらすぐに片付けましょう。市販のペットフードを与えましょう。
排泄物等の掃除をおこなう
周辺住民に迷惑がかからない場所にトイレを設置し、管理しましょう。
また、定期的に周辺をパトロールし、トイレ以外の排泄物についても掃除や臭い消しを行いましょう。
更新日:2024年04月09日